相対主義の極北

タグ
サブタイトル
出版社
春秋社
出版年・月
2001年02月07日
カバー
共著者
形態
単行本
notion image
 

内容紹介

古代ギリシャ以来の哲学的難問・相対主義。相対主義を純化し蒸発させたとき、そこに何が現われるのか。ルイス・キャロルのパラドクスやマクタガートの時間論、デイヴィドソンの概念枠批判やクオリア問題など、近年の論争的なテーマを旅しつつ、「私たち」をめぐる存在論と、無のさらに奥にひそむ特殊な「なさ」を考察する非在論。

目 次

序章 「地平線と国境線」と「足の裏の影」
第1章 相対主義という考え方
第2章 プロタゴラスの人間尺度説
第3章 相対主義は自己論駁的か
第4章 アキレスと亀とルイス・キャロルの「三者関係」
第5章 相対主義とその周辺第6章 「枠組み」の問題第7章 「ない」よりもっと「ない」こと第8章 「ない」ことの連鎖第9章 相対主義と実在論の極限における一致